売上も仕入も、ひとつの得意先・仕入先に依存するのは危険

ひとつに依存は危険
ひとつに依存は危険
経営術
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会社経営にはリスクがつきものです。
とくにひとつの得意先や仕入先に依存してしまうと、その得意先などの会社の方針に自分の会社の経営が大きく影響してしまうことがあります。
ひとつの得意先・仕入先に依存することの危険性についてまとめました。

 

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管理をするには得意先・仕入先は少ない方が楽

会社経営において、ひとつの得意先・仕入先に依存することは大きな危険がはらんでいます。
しかし正直なところ、得意先・仕入先はあまり増やしたくないものです。

得意先、仕入先を何社にも増やしてしまうと、管理がとても面倒ですし業務量も増えてしまいます。

合計1,000万円の売上を1社から得ているのと、10社から100万円ずつで合計1,000万円の売上を得ているのでは、管理などの業務がどちらが大変なのかは容易に想像がつきます。

得意先によっては専用伝票を使わなければならなかったりするなどの、その得意先独自のやり方があったりしますし、請求書の発行業務・入金管理業務なども得意先が増えれば増えるほど大変になります。

また、仕入先も数が増えれば大変です。
請求書の管理や支払いの管理が仕入先の数だけ増えることとなります。

しかし、先にお話しした通り、ひとつの得意先や仕入先に依存するのは大きな危険をはらんでいますので、できる限り避けるべきです。

 

ひとつの得意先・仕入先に依存するのが危険な理由

ひとつの得意先・仕入先に依存するのが危険な理由として、次のものが挙げられます。

  • 価格交渉が難しくなる
  • 倒産のリスクがある
  • 値上げのリスクがある

 

価格交渉が難しくなる

ひとつの得意先・仕入先だけですと価格交渉が難しくなります。
場合によって、相手の言い値で価格が決まってしまうことも。

得意先がひとつである場合は、相場より安い金額で仕事を受けなければならないかもしれません。
また、その仕事の金額が本当に適正金額なのかどうかもわからないことさえあります。

仕入先がひとつである場合は、相場より高い金額で仕事を依頼しなければならないかもしれません。
得意先の場合とは逆で、もしかしたら高いを払わされている事を気づかない場合さえあります。

仕事を受ける時も、依頼する時もひとつだけでなく複数の得意先・仕入先と取引をする事で適正な価格交渉をすることができます。

 

倒産のリスクがある

得意先・仕入先がひとつだけですと、その相手方が倒産した時に自分の事業が立ち行かなくなる可能性があります。

得意先がひとつの場合は単純に売上がゼロになってしまいますから、その得意先が倒産した瞬間に、自分の事業も倒産の危機となります。
仕入先がひとつである場合は、商品などを購入するところがなくなってしまいますし、他の仕入先を見つけるにも時間がかかってしまい、事業に大きな影響が出てしまいます。

いずれにせよ、事業が存続できるかどうかの危機に直面することは間違いありません。

 

値上げのリスクがある

こちらは仕入先がひとつである場合のリスクです。
仕入先が倒産まではいかないにせよ、事業がうまくいっていない場合は値上げをする可能性があります。

他に仕入先があるのであれば、そちらに移行することでリスクを回避することができますが、ひとつだけの場合はその値上げを飲むしかありません。

その値上げが数%であるのであればまだしも、もし10倍の値上げであればとても許容できるものではありません。

仕入先を複数持っておけばその値上げにも対抗することができます。

 

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ひとつの得意先・仕入先に依存しない体制を作るには?

このように、ひとつの得意先・仕入先に依存することは、事業の存続に関わる危機に発展することもあります。
では、そうならないためにはどういった体制を作っておくのが良いのでしょうか?

それは、普段から情報を収集し将来のリスクに備えておくことです。

私の事業の場合ですと、

  • 売上は1社の顧問先に依存する体制にせずに複数の顧問先を持つこと
  • 顧問業務だけでなく、スポット業務にも取り組むこと
  • 税理士業務だけではなく他の仕事にも力を入れること(まだできていませんが)
  • 会計ソフトや税務ソフトをひとつではなく複数で運用すること

などが挙げられます。

■詳しくはこちらの記事をご参照ください。

トラブル・リスク回避

トラブルやリスクを回避するには、選択肢を複数持つこと

2019年11月27日

普段から情報を収集しておくことで、今の得意先・仕入先以外にも魅力的な相手先が見つかる可能性があります。

会社の経営が何十年にわたって安定しているということは絶対にあり得ません。
得意先・仕入先は複数持ち、将来どんなことが発生したとしてもそれに対応できるような経営基盤を作っていきましょう。

 


□編集後記□
今日は午前中は家で作業、その後昼から記帳指導という1日でした。
記帳指導でよく聞くのが、「PCを購入したいけどなかなか投資できない」ということです。
投資できない理由としては、金銭面だったり、知識不足が原因です。
PC購入・導入コンサルなども一定のニーズがあるように思います。

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