税理士試験科目、合格難易度ランキング

合格難易度ランキング 勉強法
Pocket

税理士試験は全部で11科目あります。
そのうち2科目は会計科目で必須科目となりますが、残りの9科目は税法科目で選択式になります。(税法科目の中でも法人税法か所得税法のどちらかは必須科目です)
会計科目2科目、税法科目3科目合格すれば晴れて税理士となるわけなのですが、どの科目を選択するのかは受験生にとっては大きな悩みです。
私は、「簿記論、財務諸表論、消費税法、法人税法、相続税法」を選択しました。
今回は、この5科目を私が考える合格が難しい順番でランク付けしてみました。
※私が合格した時の感想ですので、現在は傾向が変わっているかもしれません。

スポンサーリンク

合格難易度ランキング

私が考える合格難易度ランキングは次の通りです。

 

5位 財務諸表論

私が1番合格しやすいと感じた科目は財務諸表論です。

財務諸表論は、理論と計算がありますが、理論は一語一句暗記でなくても、理解重視の暗記をすれば対処できます。
また、計算も簿記論より簡単な問題が多いので、高得点を取りやすいです。

さらに財務諸表論が合格しやすいと思う理由は、「合格率が高い」ためです。
ここ3年間の合格率は、平成28年が15.3%、平成29年が29.6%、平成30年が13.4%と税法科目に比べて高めです。

特に平成29年は約30%と、信じられない数字となっています。
平成30年は平成29年の影響もあり少し下がりましたが、高めの合格率はこれからも続くと思います。

 

4位 簿記論

4位は簿記論です。
簿記論は人によっては最後まで残る科目でもあります。

私は日商簿記2級の合格から2年のブランクを空けて受験したので苦労しましたが、日商簿記1級合格者はそれほど苦労なく合格できるでしょう。
難しい問題に時間を掛けすぎると点数がとれないので、点数の取れる問題を確実に正解することが大切です。

問題によっては30点台後半でも合格できることがあります。
これはやはり税理士試験の1番初めに受ける人が多いからだと思います。
正直、他の受験生のレベルはそれほど高くないです。

また、合格率は、平成29年が14.2%、平成30年は14.8%と、財務諸表論と同じく、税法科目に比べると高めとなっています。

 

3位 消費税法

3位は消費税法です。

消費税法は税法科目の中でも理論が覚えにくいのが特徴です。
また、題数が他の税法に比べると少ないので、合格するためには全部覚えなければなりません。

ただし、初めて税法を勉強する人が多いので他の税法科目に比べて、他の受験生のレベルはそこまで高くありません。
よって、しっかり勉強すれば初学合格も十分可能です。

私は、消費税が初めての税法でしたが、全ての理論を覚えることができ、初学で合格することができました。
初めての税法科目は消費税法がオススメです。

 

2位 法人税法

2位と3位は正直どっちにするか迷ったのですが、法人税法です。
単純に範囲が広く、問題も難しいですし、他の受験生のレベルも高めです。
なので、合格レベルに達するまで時間がかかります。

ただし、範囲が広いということは、差がつきやすいということでもあります。
全ての範囲を完璧にできる人はほとんどいませんので、問題次第では、初学者でも合格が可能です。

私が受けた時は、理論が大当たりし、初学で合格しました。

 

1位 相続税法

ということで、第1位は相続税法です。
なぜかというと、私自身2回落ちて、3回目で合格しているからです。

相続税法は、最後の科目に選択する人が多い科目です。
ですので、他の受験生のレベルがかなり高いです。

理論はベタ書きの問題が多いので、全ての理論を暗記する必要がありますが、全て暗記したらそこそこの量になります。
特に近年は、本試験で用語の意義を書かせる問題が出ていますので、暗記にかける労力はかなり必要です。

また、相続税法の計算は難易度が低いので高得点勝負となります。

1つ2つのミスで合否が別れるくらいミスが許されない科目と言えます。

 

合格が難しい=問題が難しいではない

以上が、税理士試験合格難易度ランキングでした。

ここで、ひとつ気をつけて欲しいのが合格が難しい=問題が難しいではないということです。

合格難易度ランキング1位の相続税法ですが、問題自体は法人税法の方が何倍も難しいです。
相続税法の合格が難しいのは、他の受験生と差がつきにくいからです。

この記事をご覧になっている方はご存知だとは思いますが、税理士試験は相対試験です。
自分がいくら良い点を取っても、他の受験生がそれより良い点を取ったら合格できません。

ですので、高得点勝負の相続税法やミニ税法と呼ばれる科目(固定資産税や事業税など)は、ミスが少ない人が有利です。

また、範囲が広く他の受験生と差がつきやすい法人税法や所得税法は、受験専念者などの時間が取れる人の方が有利です。

税理士試験を早期に合格できるかどうかは、その人に合った受験科目の選択にかかっていると言っても過言ではありません。
この記事を受験科目の選択の参考にしていただけたら嬉しいです。

 


□編集後記□
今日で5月申告の決算がほぼ目処がついてきました。
来月はいよいよ独立に向けて動き出します。
会計ソフトや税務ソフトも選択しなければならないので、ベストな選択ができるよう務めたいです。

スポンサーリンク



サービスメニュー

細野祐史税理士事務所は、お客様が相談しやすい事務所を目指しています。
気になることなどございましたら、お気軽にご相談ください。