独立する理由は人それぞれ、でも共通するのは幸せな人生にしたいということ

幸せな人生にしたい
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独立・開業

サラリーマンから独立して、フリーランスや個人事業主になる理由は人それぞれです。
また、独立する理由はひとつとは限りません。
しかし共通するのは、今よりも幸せな人生にしたいという気持ちです。
独立してから判断に迷うことは多くあります。
そんなときも、独立当初の「幸せな人生にしたい」という気持ちは忘れてはいけないと思っています。

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独立する理由は人それぞれ

独立する理由は人それぞれですし、明確な答えがありません。
起業した方がなぜ起業したのかを知るときに、ひとつ参考になるのが中小企業庁が公表しています「小規模企業白書」です。
そこには、起業の目的としてつぎのデータが載っています。

引用:2019年版「小規模企業白書」

ちなみにフリーランスの定義は次のように書かれています。

「フリーランス」については、明確な定義がないため、本白書では、「特定の組織に属さず、常時従業員を雇用しておらず、消費者向けの店舗等を構えておらず、事業者本人が技術や技能を提供することで成り立つ事業を営んでいる者」をフリーランスと定義する

つまり、従業員を雇わず、店舗などを持たず、技術や技能で売上を上げている人のことを言います。
もちろん、ひとり税理士も該当します。

グラフを見ると、フリーランス起業家・副業起業家に分かれていますが、起業の目的はだいたい共通しています。

起業の目的として多いのが、
「自分の好きな仕事をするため」
「自分の裁量で自由に仕事をするため」
「仕事の経験や技術、知識、資格、スキルを生かすため・試すため」
「自分の趣味や特技、アイデアを生かすため」
といった理由です。

起業される方は自分のやりたいこと、いわゆる自由を求めて独立される方が多いようです
もちろん、「自身や家族の生計を立てるため」という理由も高くなっています。

少し意外なのが、「より高い所得を得るため」という理由がそれほど高くないことです。
とくにフリーランス起業家の場合は顕著で20%を切っています。
必ずしも高い所得を望んで独立したわけではない方が多いようです。
これが今の世の中の流れです。

私自身も、「たくさん稼ぎたい」というよりは、「自分の裁量で自分の望む仕事をする」ことが1番の目的です。
また、私の場合は「家族との時間を今よりも大切にしたい」というのも独立する理由です。

独立したらやりたいこと

独立したらやってみたい3つのこと

やりたいことに時間を使う

独立する理由。やりたいことに時間を使いたい。

このように、独立する理由は人それぞれですが、共通しているのが「今より幸せになりたい」という気持ちです。
不幸になりたいから独立する方はいません。
突き詰めると、幸せになりたいから独立するわけです。

 

幸せの定義も人それぞれ

「幸せとはなにか?」には、明確な答えがありません。
人間の永遠のテーマです。

もしも答えがあったとしても、人によってさまざまでしょう。
また、年齢や環境とともに変わっていくものです。

私の場合、独身時代は「自分の好きなことができること」が幸せだと思っていました。
平日仕事を頑張って、休日は自分の趣味に時間を使う。
私の場合は、釣りやスノーボードです。(サーフィンは、少しかじった程度です)

その時はそれで幸せだと思っていましたし、満足していました。

その後、結婚をして子供ができると、私の中の価値観が大きく変わりました。
自分が1番だと思っていた自己中な人間が、家族の方が大切になってきます。
また、価値観が変わると同時に、私の中の幸せの定義も変わってきました。

最近、1番幸せを感じたのが、家族3人で布団で寝転んでいたときです。
何気ない時間ですが、何気ない時間を当たり前に過ごすことができるという環境が幸せなのだと思いました。

それと同時に、独立してこの環境を守っていかないといけないということも感じました。

 

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拡大だけが正解ではない

「独立するなら事業規模を拡大することが正解」という風潮があります。
最近は、独立する税理士の中でも拡大だけが正解ではないという考え方が広まってきていますが、まだまだ少数派です。

私が直接お会いした方などに、「独立する」という話をすると、顧問先をどうやって増やすかを前提とした話をされがちです。
もちろん、食べていくためには売上を確保して利益を上げることが必須です。
そのためには事業規模を拡大することは大切なことです。

しかし、起業した方の多くが「自分の裁量で自由に仕事をするために独立した」と考えています。
事業拡大をすると、逆に「自分の裁量で自由に仕事をすること」が難しくなります。

独立後に考えが変わり、もっと規模の大きな仕事がしたいと考え拡大していくのであれば、それは正解でしょうが、考えていかなければいけないのは、「自分は事業を拡大したいのか」、「事業を拡大したのであれば、なぜ拡大したいのか」です。
そして最終的には、「事業の拡大が自分の人生が幸せになることに繋がるのか」まで考えるべきです。

世の中には、事業規模拡大を前提とした話やサービスがありふれています。
独立すると、または独立すると言うと、事業規模拡大を前提とした提案をされます。
そんなときは周りの考え方に流されず、自分が思う幸せや自分が望む方向性に従って決めるようにしましょう。

独立するのは、自分の人生を幸せにするためです。
私自身も、考え方がぶれないよう毎日自分に言い聞かせています。

顧問先拡大

独立を決めたのは、税理士事務所を拡大したいわけではなく、自分らしい生き方がしたいから

 


□編集後記□
昨日から、ようやく夏が来たという感じがします。
急に暑くなったので体調を崩しがちです。
毎年この時期は、気温の全国ランキングで岐阜県の市町村が上位を占めています。
そんなところで目立たなくてもといつも思います。

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