税理士試験に合格したら、そのままの勢いで税理士登録してしまおう

そのまま税理士登録へ
そのまま税理士登録へ
税理士

税理士試験に合格したは良いけれど、実際に税理士に登録するまでに期間が空いてしまう方は結構いらっしゃるみたいです。
期間が空いてしまうと税理士に登録するタイミングを逃してしまい、登録するまでに時間がかかってしまうことも。
税理士試験に合格したのならば、そのままの勢いで税理士登録してしまうことをオススメします。

 

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税理士に登録して得られるものは多くある

税理士試験に合格したのであれば、そのまま税理士登録してしまいましょう。
税理士に登録するには登録時の登録免許税、手数料や、年会費などそれなりに費用がかかりますが、それ以上のメリットがあります。

一番大きなメリットとしては、税理士を名乗れるということです。

税務代理・税務書類の作成・税務相談ができるのは無償・有償を問わず税理士だけです。
そして、税理士を名乗れるのは当然ながら税理士だけです。

税理士事務所で働いている身であっても、税理士でなければいち税理士事務所の職員です。
たとえ肩書きだけであっても、税理士という資格があるかないかは大きな違いとなります。

良いか悪いかはさておき、まず、周りの方々(社外の方々)の対応が変わります。
税理士登録したとたん、「先生」と呼ばれたりします。

また、税理士に登録していれば、様々な研修を無料で受けることができます。
協同組合に入っておけば無料で本がもらえたりしますし、安い金額で保険に入れたりします。

それなりにしがらみもありますが、うまく付き合えばそんなに縛られることもありません。

そして何より、その気になればいつでも独立することができるというのは大きなメリットです。
(必ずしも独立を進めるわけではありませんが、将来の選択肢が増えるという意味では大きなことです)

私自身も税理士登録してから、環境がガラッと変わったと実感しています。
ですから、もし税理士登録することに何も問題がないのであれば、できるだけ早く登録することをオススメします。

 

税理士に登録するためにやるべきこと

税理士に登録しようと思ったのならば、まずは所属することとなる税理士会へ電話しましょう。
(官報合格の場合は、合格証書と同じ封筒に税理士会の連絡先が書いてある書類が入っています)

一応、日本税理士連合会のHPで、税理士登録に必要な書類について書いてありますが、税理士会によって微妙に違いますし、書式も異なります。

私が登録したのは名古屋税理士会ですが、やはりHPに記載のものとは微妙に異なりました。
その他にも、その会独自の書類などもありました。

ですので、まずは所属することとなる税理士会に電話してみましょう。
そうすればどうすれば良いのかを親切に教えてくれます。

ちなみに私が所属しています名古屋税理士会の場合は、
「書類を渡すときに説明をしたいので、直接税理士会まで出向いてほしい」
とのことでした。

また、同時進行で登録に必要な書類で公的機関で取得しなければならないものを集めましょう。
税理士登録には、具体的に次の書類が必要となります。

  • 本籍の記載のある世帯全員の住民票の写し(マイナンバーの記載のないもの)
  • 身分(身元)証明書(本籍地の市区町村が発行したもの)

これらはお住まいの市役所で取得することができますので、早めに取っておいた方が良いでしょう。
ちなみに以前は、「登記されていないことの証明書」というものが必要でしたが、現在は必要がないようです。

税理士会によっては、これらの他に大学などの卒業証明書も必要なことがあります。
こちらは時間がかかりますので、必要な場合は早めに依頼するようにしましょう。

 

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開業を考えている場合も、とりあえず所属税理士として登録しよう

将来、今働いている税理士事務所を退職する場合や開業を考えている場合も、とりあえず所属税理士として登録した方が良いでしょう。

なぜかというと、税理士登録するには2年間の実務経験が必要であり、税理士登録に必要な書類の中にその実務経験を証明する書類が必要だからです。

具体的には、勤務先に在職証明書というものを書いてもらわなければなりません。
もしも退職後に税理士登録しようと思った場合は、勤務していた先に在職証明書を書いてもらうようにお願いしなければなりません。

勤務している時であれば簡単に書いてもらえるものが、辞めた後だと頼みづらいものです。
また、退職時の関係によっては書いてくれないということもあるかもしれません。

とりあえず税理士登録さえしてしまえば、その後は在職証明書は必要ありません。
将来開業する場合も、所属税理士から開業税理士への変更は書類を数枚書いて郵送するだけで済みます。

しかし、ひとつ気をつけなければならないのが、
「登録費用を誰が払うか?」
です。

もし、そこで長く勤めるのであれば勤務先に負担してもらっても良いですが、近いうちに退職するつもりであれば、自分で負担しておいた方が無難です。
勤務先に負担してもらった場合、あとで揉める可能性があるからです。

 

まとめ

税理士試験に合格したら、そのままの勢いで税理士登録した方が良い理由についてまとめました。

私自身、税理士試験に合格後すぐに登録して良かったと思っています。
もしすぐに登録しなかったとしたら、独立するタイミングさえ遅れていたかもしれません。

特に、将来独立を考えている方については、なるべく早いタイミングで税理士登録することをオススメします。

 


□編集後記□
最近、やたらと息子が「イヤイヤ」言うようになりました。
少し早いですが、イヤイヤ期がきたのかもしれません。
「ご飯食べるよ」→「イヤ」
「お風呂入るよ」→「イヤ」
「ねんねするよ」→「イヤ」
と言う感じです。
ひどい時は、私の顔を見るだけで「イヤ」と言われます。
まあ、それも可愛いのですが。

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